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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナ高等反汚職裁判所は14日、2014年の政変でロシアへ追放された親ロ派のビクトル・ヤヌコビッチ元大統領の全財産を押収し、国有化すると決めた。地元メディアなどが伝えた。
押収が決まった財産には首都キーウ(キエフ)郊外の豪邸が含まれる。当時、豪勢な暮らしぶりを批判されたヤヌコビッチ氏の邸宅には広大な庭やテニスコートなどがあり、腐敗の象徴とされてきた。ヤヌコビッチ氏が追放されると一般に開放され話題となった。
ヤヌコビッチ政権は、欧州連合(EU)との関係強化棚上げに反発する親欧米デモ隊と治安部隊の衝突を経て崩壊した。