三幸製菓経営陣を任意聴取、新潟

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共同通信

 新潟県村上市にある米菓大手三幸製菓(新潟市)の「荒川工場」で2月、6人が死亡した火災で、新潟県警が佐藤元保最高経営責任者(CEO)や山下仁社長・最高執行責任者(COO)らから複数回任意で事情聴取していたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。消防などの調査により、出火原因は菓子くずが蓄熱し発火したとみられることが判明。同工場では菓子くずなどが原因の火事が計8回起きており、対策が十分だったかどうかを調べている。

 県警は、総務省消防庁が近くまとめる中間報告書をもとに経営陣らへの事情聴取を本格化させる方針。業務上過失致死傷容疑での立件も視野に捜査を進める。