ブロンクスと聞き乗車拒否 プエルトリコの市長が苦情を訴え

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 ニューヨーク市を訪問中のプエルトリコの首都サンフアン市の市長が5月27日夜、市のメダリオン・タクシーに乗車拒否されていたことが分かり、各メディアが伝えた。
 2013年から同市長を務めるユーリン・クルス氏は、ニューミュージアムが主催する「アイデアズ・シティ」の会議に出席し、ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長や市議会議長のメリッサ・マーク=ビベリト氏と会合するため、市を訪れていた。
 同日午後8時ごろ、同氏は3人の同僚とともにグリニッジ・ビレッジのマグノリアベーカリーに立ち寄った後、タクシーを捕まえたが、行き先がブロンクス区東149丁目にあるブティックホテル「ザ・オペラハウス」であることを告げると、カーナビも無く行き方が分からないことを理由に乗車拒否されたという。その後に乗った別のタクシーでは、運転手は行き先を聞いてホテルに到着するまでの間、同区まで行くことについての不満を言い続けたという。
 クルス市長が同区にあるホテルへの宿泊を決めたのは、プエルトリコ出身で友人でもあるビベリト氏の紹介だったからで、同氏は市のタクシー・リムジン委員会に公式の苦情を提出した。
 同委員会の報道担当アラン・J・フロンバーグ氏は28日、これについて謝罪し、調査を行い、運転手の責任を追及すると発表している。同委員会は、タクシーへの苦情はメダリオン番号を控え311に連絡するように勧めている。