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共同通信
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【ワシントン共同】米国務省は16日、対中政策調整に当たる専門部署「中国調整室(通称チャイナハウス)」を新設した。安全保障や経済などに精通する職員を省内外から集め、激化する中国との競争を「適切に管理する」としている。ブリンケン国務長官が主導する組織改編の一環。
国務省のパテル副報道官は記者会見で、複雑化する課題に対処するには、これまでになかった施策が求められると指摘。チャイナハウスは「対中政策の策定、履行を中心になって担う」と説明した。
政治サイト、ポリティコによると、中国が影響力を増すアフリカなどの担当部局からも職員を集め、60~70人態勢となる見通し。