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共同通信
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2000年12月に東京都世田谷区で一家4人が殺害された事件が発生から22年となるのを前に、被害者の宮沢泰子さん=当時(41)=の姉入江杏さん(65)が18日、東京都品川区内で「ミシュカの森」と題した追悼集会を開いた。
入江さんはスクリーンで一家が子どもの誕生日を祝っている際の写真を紹介。「事件から6年間はどうしたらいいか分からず、遺族だということを周りに言えなかった」と話した上で、東日本大震災やロシアによるウクライナ侵攻の惨状に触れ「聞いてもらえると思うと、悲しみを語れることもある。周囲が耳を傾けることが必要だ」と訴えた。