パトカー逆走で証拠を隠滅

12/21/2022

　大阪府警は21日、淀川署地域課員2人がパトカーで巡回中に一方通行の道路を逆走する交通違反をした上で、それを隠すために車載カメラの映像を消去して証拠を隠滅していたと明らかにした。助手席の男性警部補（41）を警務部長訓戒とし、運転の男性巡査長（26）を本部長注意の処分とした。警部補は巡査部長に降任となった。いずれも20日付。

　府警監察課によるとパトカーは11月8日午後、大阪市淀川区の一方通行道路を約45m逆走。ごまかすために一方通行の出口手前で赤色灯をつけ、サイレンも鳴らして約250m緊急走行した。その後、緊急走行を正当化するため自転車の男性に防犯指導した。