赤十字拠点、砲撃で損傷

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共同通信
スイス西部ジュネーブにある赤十字国際委員会(ICRC)本部=10月(共同)

 【ジュネーブ共同】赤十字国際委員会(ICRC)は21日、ウクライナ東部ドネツクにある現地事務所が19日に砲撃を受け、建物や車両数台が損傷したと発表した。死傷者は出ていない。ドネツクでは18日にもICRCが支援する病院が攻撃を受け、患者2人が死亡し数人が負傷した。

 ICRCは、人口密集地で殺傷力が高い武器を使えば民間人の被害が増大すると指摘し、今回の攻撃を「強く非難する」とした。また、紛争当事者は民間人・施設への攻撃を避ける義務が、国際人道法で定められていると指摘した。