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共同通信
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが開発した日本の新たな主力機H3ロケットの1号機を、来年2月12日に発射することで調整していることが22日、関係者への取材で分かった。種子島宇宙センター(鹿児島県)で行う。現在のH2Aロケットの後継。当初は2020年度の予定だったが、新たに開発したエンジンの不具合による設計の見直しで遅れていた。
1号機は災害状況の把握などに用いる地球観測衛星「だいち3号」を搭載し、打ち上げる。費用は従来の半分に抑える方針で、補助の固体ロケットブースターなしで50億円程度を見込んでいる。