全従業員に差別禁止を通知

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共同通信
広島市の製パン店「アンデルセン」の店舗

 全国展開する広島市の製パン店「アンデルセン」で、約10年前に中国人アルバイト採用を断る差別があったと元従業員が今年7月、ブログで告発した。同社は22日、調査結果を明らかにし「ブログ内容の真偽は確認できなかったが、意識が足りない面があった」とした。全従業員に国籍や民族で差別しないよう求める通知を出したという。

 告発は、アンデルセン京都伊勢丹店で「中国人は断ること」との張り紙があったなどの内容。

 調査結果を受け、今月14日、アンデルセングループは沼田二郎社長名のメールを全従業員に送信。告発内容に言及し、差別をしないよう呼びかけた。