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共同通信
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半導体世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が、ドイツ東部ドレスデンに同社として欧州初の工場建設を検討していることが23日分かった。英紙フィナンシャル・タイムズが報じた。幹部が来年早期にドイツを訪問し、政府の支援などに関して協議する予定だ。早ければ2024年にも建設を始める。
欧州は半導体を主にアジアから調達している。欧州連合は今年2月に半導体の域内での研究開発や生産を進めるための新法「欧州半導体法」を発表しており、TSMCの計画が実現すれば大きな前進となる。
ロシアのウクライナ侵攻を受けて検討を中断していたが、欧州の自動車産業で半導体需要が高まった。