「特定秘密」漏えいで懲戒処分へ

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共同通信
防衛省

 海上自衛隊の1等海佐が特定秘密保護法で定められた「特定秘密」を漏えいした疑いが発覚し、防衛省が近く1佐らを懲戒処分することが24日、政府関係者への取材で分かった。漏えいは海自のOBからの依頼が発端になったという。特定秘密の漏えいが明らかになるのは初めて。

 特定秘密保護法は2014年12月施行で、防衛、外交、スパイ防止、テロ防止の4分野が対象。防衛省では「日本の安全保障に著しい支障があり、特に秘匿する必要がある情報」を指定している。

 政府関係者によると、1佐には、別の隊員を通じOBの依頼が届いたという。