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共同通信
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林芳正外相と中央アジア5カ国の外相は24日、東京都内で開いた会合後、共同声明を発表した。ロシアのウクライナ侵攻を踏まえ「独立、主権、領土一体性の尊重と武力行使禁止の原則を堅持する」と明記した。中国の影響力拡大を念頭に、経済的威圧への対処を含む経済安全保障分野での協力の強化や、透明で公正な開発金融の重要性も確認した。
5カ国は旧ソ連から独立し、政治、経済両面でロシアに近い。中国も経済協力を通じて浸透を図っている。共同声明で中ロの名指しは避けたものの、類推できる項目を盛り込み、両国の威圧的な行動をけん制した形だ。