中国政府に失望、無力感も

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共同通信

 【上海、北京共同】中国の「ゼロコロナ」政策への抗議デモから約1カ月。参加者らは共同通信の取材に、厳しい新型コロナウイルス対策が「日常や心を徹底的にぶち壊した」などと憤りを語った。デモ後も続く言論封殺に「政府を変える力はなかった」と無力感も吐露した。

 抗議のきっかけは新疆ウイグル自治区で11月に起きた10人死亡の住宅火災だった。江蘇省の男子学生は、コロナ対策が原因で救助が遅れたとの見方を否定する当局に「むちゃな管理をし、責任も放り投げた」と反発を感じたという。