内部通報で漏えい疑い発覚

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共同通信
防衛省

 海上自衛隊の男性1等海佐による特定秘密保護法で定められた「特定秘密」の外部漏えいの疑いは、内部通報がきっかけで発覚し、自衛隊の警務隊が捜査に着手したことが25日、政府関係者への取材で分かった。1佐は数年前に依頼を受け、ほかの隊員も同席した場で、元海将のOBに漏らしたとされる。海自内部で1佐の行動を問題視する隊員がおり、通報があったという。

 1佐は26日にも懲戒処分となる見通し。警務隊は数年にわたり調べを進めてきており、同法違反容疑での立件を視野に詰めの捜査をしている。1佐と元海将の間を仲介するなど関与した隊員らを特定し、漏えいの実態の精査に当たっている。