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共同通信
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太平洋戦争後、米国統治下に入った鹿児島県・奄美群島の日本復帰から69年になる25日、復帰運動を主導した詩人泉芳朗=1959年に54歳で死去=の日記が、奄美市内で初披露された。復帰前年に書かれ、揺れ動く住民感情などが克明に記されている。
市民交流センターで展示された日記には、名瀬市(現奄美市)市長として、泉氏が米国側と交渉に当たった様子も記されていた。日記を発見した親族の泉宏比古さん(64)=神奈川県在住=は「復帰に向けた思いを感じ、当時に興味を持ってもらえたら」と語った。
25日は市内各所で式典が開かれた。