セントラルパーク内にある有名レストラン、「タバーン・オン・ザ・グリーン」が昨年春の再オープンから1年を経た今、その名を「タバーン・オン・ザ・パーク」に改名するのではと、8日までに各メディアが報じた。
連邦裁判所の判決によりタバーン・オン・ザ・グリーンはこのほど、その店名を使用する権利を失ったという。今回“トレードマーク”である店名の使用権利を得たジェニファー・オズ・ルロイ氏は、彼女の父親であり元オーナーのワーナー・ルロイ氏が2001年に亡くなってから09年まで同レストランの経営を引き継いだが、レストラン名の使用権利は現在も彼女に属するものだと発表し、1900万ドル(約23.7億円)に相当する使用権利を勝ち取った。ジェニファー氏は発表の中で「タバーン・オン・ザ・グリーンは今までもこれからも私たち家族の一部」、また「名前の使用権利を再び獲得できたことは、ふるさとに帰ったような気分だ」としている。
ジェニファー氏は世界中にタバーン・オン・ザ・グリーンをオープンさせたいとしており、その出発として、今年の10月にフロリダ州ウェリントンのパームビーチ近くに「タバーン・オン・ザ・グリーン・ポロ・ウエスト」をオープンさせる予定だという。また、同店のロゴ入りTシャツやトートバッグなど一連商品を販売するため、全米ライセンス・アンド・マネジメントグループとパートナー契約を交わしたという。
なお、この報道を受けてジェニファー氏は、「私が持っているのはニューヨーク市外での使用権利」とツイッターにコメントを投稿しており、実際にタバーン・オン・ザ・パークへ改名する可能性は低いとみられる。