医療用大麻の販売準備進む 企業がBKLYNで店舗契約

 ニューヨーク州での医療用大麻の販売を希望する企業が、ブルックリン区ダウンタウンの店舗を医療用大麻販売所として使用する予定だとして、賃貸借契約を結んだことを発表した。
 各メディアによると、緩和治療(苦痛を伴う症状を緩和する治療)を専門とするパリア・テック社は、区役所に近い、以前はハンバーガーチェーンのウェンディーズだったフルトン・ストリート425番地の3000平方フィート(約279平方メートル)の店舗を借りる契約を交わし、6カ月以内に営業ができる状態になるという。
 医療用大麻の販売を希望する企業は、締切だった今月5日までに州保健局に申請書を提出しており、同局は7月末までにこの中から5社を選択する。選ばれた企業はアンドリュー・クオモ州知事が定めた規制の下、州内に各社最大4店舗を開店し、医療用大麻を販売することが可能となる。
 パリア・テック社が市内にオープンするのは、ブルックリン区の同店舗のみとなる。その他の店舗はモンロー群ローチェスター、ニューバーグ市となる予定。
 州の規定では、販売される医療用大麻は不純物を取り除き、錠剤またはスプレーで商品化することが定められている。