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共同通信
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東京理科大の研究者が立ち上げたベンチャー企業が、力仕事の腰の負担を和らげるアシストスーツで世界市場を開拓しようと挑戦している。欧州に加え、中国や韓国などアジアでも少子高齢化が社会課題となり、介護や農作業の現場で利用されると見込む。使いやすさと手の届きやすい価格を武器に、販売網を増やす考えだ。
同大の小林宏教授が2013年に設立した「イノフィス」は、日本のアシストスーツ販売台数の約7割を占める。14年から販売を始め、日本を中心に21年4月までに2万台を販売した。
オランダやドイツなどの企業と競合するが、価格の安さと腰を支える力の強さが評価されているという。