トニー賞発表 注目の「王様と私」は?
7日夜、ニューヨークのブロードウェーで上演される優れた演劇およびミュージカルに贈られる通称「トニー賞」の第69回授与式が、ラジオシティ・ミュージックホールにて開催され、各受賞者が決定した。
主要部門を制し5の受賞を果たしたのは、ミュージカル「ファン・ホーム」。作品賞、楽曲賞、脚本賞、演出賞、マイケル・サーベリス氏が主演男優賞を獲得。演劇部門では「夜中に起こった奇妙な事件」が、作品賞など同じく5部門で受賞。主演男優賞は、この劇で主演を務めたアレックス・シャープ氏がその栄冠に輝いた。
ミュージカル部門でサーベリス氏が主演男優賞を獲得したことで、日本人初の快挙なるか、という期待が高まっていた渡辺謙氏は惜しくも受賞を逃した。しかしながら、異国の地かつエンターテイメントの戦地ブロードウェーでミュージカルに挑戦し、ノミネートされたことは素晴らしい偉業を達成したと言えるのではないだろうか。
渡辺氏が出演した作品「王様と私」では、ケリ・オハラ氏がミュージカル部門の主演女優賞の他、リバイバル賞など含む4部門に輝いた。