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共同通信
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岸田文雄首相は26日、東京都内で行った講演で、政府と日銀の共同声明の改定に関し「(来年4月に就く)新総裁とともに状況をしっかり判断して考えていく。今の段階で具体的に申し上げるのは時期尚早だ」と述べた。岸田政権は安定的な経済成長に向け、声明を改定する方向で検討しており、新総裁就任後に具体的な改定内容の調整を進めるとみられる。
岸田氏は黒田東彦総裁の後任人事に関し「4月の段階の状況に最もふさわしい方を任命するとの基本に尽きる。今後の経済動向もしっかり見ながら判断しなければならない」と説明した。