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共同通信
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JA全農たまごは27日、価格の目安となる「全農たまご東京Mサイズ」の12月の卸売価格が月平均で1キロ当たり前年同月比74円高の284円と、統計が公表されている1993年以降で最高値になったと明らかにした。ニワトリの餌となる飼料の価格高騰や鳥インフルエンザの感染拡大が背景にある。店頭価格の変動が少なく「物価の優等生」と呼ばれる卵にも値上がりが波及している。
大半を輸入に頼る飼料は、ウクライナ危機や円安の影響で高止まりしている。農林水産省によると、成鶏用の工場売り渡し価格は今年10月時点で1トン当たり10万4499円と、前年同月より26.6%上昇した。