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共同通信
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ロシアのプーチン大統領は27日、日本や米国など先進7カ国(G7)と欧州連合(EU)、オーストラリアが合意したロシア産原油の取引価格上限措置への対抗策として、上限を設定した国への原油や石油関連製品の輸出を禁止する大統領令に署名した。ロシア政府が発表した。
禁止措置は来年2月1日から7月1日まで。日米欧などは今月5日から1バレル=60ドル(約8千円)の上限価格設定を開始。世界3位の産油国ロシアの経済に打撃を与え戦費調達を妨げる狙いだが、大口輸入国である中国やインドは不参加で、実効性が焦点となっている。