米は「訓練要員を派遣せず」

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共同通信
ロシアのラブロフ外相(ロイター=共同)

 ロシアのラブロフ外相は28日、侵攻を続けるウクライナに米国が供与を決めた地対空ミサイルシステム「パトリオット」について、米側が外交ルートを通じ、ウクライナに訓練要員を派遣する計画がないとロシア側に伝えてきたと明らかにした。政府系テレビ「第1チャンネル」と会見した。

 ラブロフ氏は米側から「ロシアと直接戦いたくないからだ」と説明を受けたと述べ、パトリオットが供与されても実戦での使用までは時間がかかるとの見方を示した。

 パトリオット1基の供与は今月訪米したゼレンスキー大統領にバイデン米大統領が伝達した。