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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナの首都キーウ(キエフ)市は30日、ロシアによる侵攻が始まった2月24日から今月30日までに、市では空襲警報を知らせるサイレンが638回鳴り、市民は警報が解除されるまで計693時間にわたり地下のシェルターなどへの避難を余儀なくされたと明らかにした。1カ月近くに相当する長期になる。警報は30日にも発令された。
キーウにはロシア軍がミサイルやドローンによる攻撃を続けている。市によるとこれまでに市内で120人が死亡したとしている。
ウクライナのゼレンスキー大統領はビデオ声明で、同国の防空態勢が欧州全体の安全保障につながると述べた。