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共同通信
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1945年に原爆投下直後の広島と長崎の様子を記録した映画について、ジョン・レノンと妻のオノ・ヨーコさんが69年、日本国内だけでなく海外での公開を佐藤栄作首相に要請した文書が外交史料館(東京)に残されていたことが31日、分かった。レノン夫妻は文書の中で「(核兵器による)残虐な行為が繰り返されないことを願う」と平和を訴えた。
映画の題名は「広島・長崎における原子爆弾の影響」。終戦直後の45年9月から原爆被害の実態調査を目的に撮影作業が始まり、理化学研究所の科学者や映画会社などが参加し、環境や人体の被爆影響をフィルムに収めた。