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共同通信
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ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領は昨年大みそかの国民向け新年メッセージで「ロシアの主権と独立、将来の安全保障は全てわれわれの力と意思にかかっている」と述べ、今が国にとって歴史的な転換点だとの認識を強調した。
厳しい対ロ制裁を科してウクライナへの軍事支援を続ける欧米との対決姿勢を鮮明にし、国民の結集を図った。併合を宣言したウクライナ東部・南部4州を「ロシアの歴史的領土」と位置付け、軍撤退を和平条件とするゼレンスキー政権の要求を事実上拒否。双方の立場の違いは大きく、一層の戦闘長期化は避けられない情勢だ。