イラン、対米批判強め結束誇示

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共同通信

 【ケルマン(イラン南東部)共同】イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官が米軍に殺害されてから3年となった3日、ソレイマニ氏の出身地ケルマンにある墓には大勢の市民が訪れ、祈りをささげた。イラン指導部は各地で追悼式を開いて、体制への抗議デモを支援する米国に対する批判を強め、保守強硬派を中心とした市民の結束を内外に誇示した。

 市民は墓に白い花を手向けたほか、手を置いたり口づけをしたりして追悼した。ソレイマニ氏は過激派組織「イスラム国」(IS)に対峙した英雄として国民の人気が高い。

 米軍は2020年1月3日にソレイマニ氏らをイラクで殺害した。