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【11月30日付CBSニューヨーク】マンハッタン区ローワーイーストサイドにある公園でアスベスト除去作業が行われる中、近隣住民の間で健康被害への懸念が高まっている。
ブルーム通りにあるスワード・パーク・ハウスでは現在、アスベストの点検および除去作業が行われている。「アスベストはがんや肺の疾患を引き起こす可能性がある」と張り紙がされ、遊具がある場所は立ち入り禁止となっているが、それ以上の警告はない。作業員は作業服とマスクを着用し、現場にはシャワーも設置されている一方で、近隣住民にはマスクなどが配られることもなく、注意喚起は不十分だ。近くに住む女性は、「私たちの健康は誰が保証してくれるのか」と不安げに訴えた。
ニューヨーク市住宅局はこれに対し、「第三者機関による点検の結果、周辺の空気に問題はないということが確認された」と説明している。作業員らが所属する労働組合も、「現場への立ち入り禁止措置は安全確保のためであり、空気の汚染のためではない」と話す。しかし、住民の不安は拭えず、子どもを持つ女性は「窓を開けないようにし、1ブロック離れたところにある別の公園に子どもたちを連れて行くようにしている」と取材に答えた。
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