シティバイク値上げ
シングルライドは4.49ドルに、5日から
配車サービス大手「リフト」は、傘下のシティバイクの利用料金を5日から値上げすると発表した。シングルライドは3.99ドルから4.49ドルになる。追加料金は会員が1分15セントから17セントに、非会員が1分23セントから26セントに上がる。ニュースNY1が12月30日に報じた。
年会費は29日から20ドル上がって205ドル。1日パスは15ドルから19ドルになる。利用料金の値上げは2年連続。リフトはサプライチェーン分断からインフレまで、経済的苦境を理由に挙げている。これには批判の声もある。コロナ感染を懸念して地下鉄からシティバイクに乗り換えたというデイモン・オウリアさんは「地下鉄を1日2回利用して月に170ドル使っていたのと比べれば格安だが、裏切られた気分だ」。長年の利用者、マデリン・モリーナさんは「市内どこでも行けるという触れ込みだったのに、アクセスは不十分」と不満げだ。非営利団体「トランスポーテーション・オールターナティブズ」は声明文で、利用料金を低く抑え、市内の隅々まで営業地域を拡張できるよう、市が自転車のライドシェアに補助金を出すべきだと訴えた。
シティバイクの利用者は現在3万人。リフトはブルックリン区やクイーンズ区で営業地域を拡張し、2024年末までに4万人に増やしたい考えだ。
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