ISISに物質的支援 5人目の共謀犯、無罪主張

 ブルックリン区地方裁判所は11日、イスラム教スンニ派の過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」への物質支援を行った容疑で、5人目となる男を起訴したと発表した。
 同区に住むウズベキスタン人のアクマル・ザキロブ被告(29)は、今年2月に逮捕された当時ルームメイトだったアブドゥラスル・ジュラボーエフ被告(24)およびアクロー・サイダクメトフ被告(19)がシリアに渡航し、ISISに参加する費用を工面した疑いがもたれている。
 また、同じく今年2月に逮捕されたアブロー・ハビボフ被告(30)とザキロブ被告が、シリアへの渡航費用についての話し合いを持ったこと、第3者からの2400ドルの送金の受け取りにザキロブ被告の個人銀行口座が使用されたことが確認されている。ザキロブ被告は同日、外国テロ集団への物質的支援共謀罪およびその未遂罪で起訴され、罪状認否で無罪を主張した。
 一連の逮捕のきっかけとなったのは、先に逮捕されたジュラボーエフ被告とサイダクメトフ被告が昨年、ISIS関連のウェブサイトに投稿したメッセージを連邦当局が発見したため。
 ジュラボーエフ被告とサイダクメトフ被告は、共謀罪や渡航文書偽造罪などで起訴されたが、共に無罪を主張している。
 ホビボブ被告も無罪を主張しており、同被告の資金調達の援助をした罪で4番目に逮捕されたディルクハヨット・カシモフ被告(26)も無罪を主張している。