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共同通信
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低所得世帯の小学生の3割が、昨年秋までの1年間に習い事や旅行、登山などの機会がなかったことが、教育格差解消に取り組む公益社団法人「チャンス・フォー・チルドレン」の調査で分かった。物価高の影響も出ており、親の所得による体験の格差が広がらないように公的補助が必要だとしている。
調査は昨秋ネットで行い、小学1~6年の子どもを持つ保護者2097人から回答を得た。学習塾を除くスポーツや音楽といった習い事の他、旅行やキャンプ、動物園・博物館などを訪れる機会があったかどうかを尋ねたところ、機会が1年間でゼロだったのは、世帯年収300万円未満で29.9%に上った。