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共同通信
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横浜市の建設測量会社で勤務していたベトナム国籍の男性(29)がパワハラや長時間労働を理由に退職を申し出た際、社長から100万円を請求されるなどして精神的苦痛を負ったとして、男性が同社に110万円の損害賠償を求めて7日までに横浜地裁に提訴したことが分かった。
退職の意思を示した外国人労働者に勤務先の会社や仲介業者が“違約金”を課す手法は近年問題視されている。男性の代理人弁護士は「外国人を拘束する目的で違法かつ根拠なく金銭的に縛っており悪質だ」としている。
同社の担当者は「請求は貸付金で、違法ではない。外国人労働者を日本に連れてきた責任がある」などと話した。