イスラム教スンニ派の過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」支持者のクイーンズ区の学生が13日、ニューヨーク市で爆破計画を企てていた疑いで逮捕され、ブルックリン区裁判所に起訴された。
ボーン航空技術大学の学生、マンサー・オマル=サレハ被告(20)は今年の初め、テロ組織「アルカイダ」とISISを比較するコメントをツイッターに投稿したことで、米連邦捜査局(FBI)の耳目を集め、3月にはジョージワシントン橋のニュージャージー州側をうろついているところをニューヨーク市警察(NYPD)に目撃されていた。
5月7日、2013年に起きたボストンマラソンの爆破事件で使用された爆弾と同様の「圧力鍋を使用した爆弾の作り方」を検索して自分宛てにEメールを送信し、5月10日にはその部品となる「時計」、「カシオ」、「バキューム」といった単語をインターネット上で検索していた。また5月28日には、市のランドマークや観光地の写真を複数閲覧、スパイ道具店に出入りする姿も目撃されていたという。
サレハ被告は、13日監視中の捜査員にナイフで襲いかかろうとして逮捕されていた。