中国軍、台湾周辺で演習

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共同通信

 【北京共同】中国人民解放軍で台湾方面を管轄する東部戦区の報道官は8日、台湾周辺の空海域で同日、パトロールと実戦的な演習を実施したと発表した。米国と台湾の民主進歩党(民進党)政権を念頭に「外部勢力と台湾独立勢力が結託した挑発行為に断固反撃する」狙いだとしている。習近平指導部は台湾周辺で軍の動きを活発化させ、圧力を強めている。

 発表によると、部隊の統合作戦能力の検証も目的。複数の軍種が参加し、陸上や海上への攻撃訓練を重点的に行った。演習規模は不明。

 中国軍は昨年12月25日にも台湾周辺で火力を用いた統合軍事演習を実施した。