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共同通信
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【マニラ共同】フィリピン政府は9日、日本が支援している首都マニラの地下鉄計画で、日本から持ち込んだトンネル掘削機の稼働式典を開いた。地下鉄掘削はフィリピンで初めて。マルコス大統領は「日本の支援はフィリピンの多くのインフラ計画の実現に不可欠だ」と演説し、日本に謝意を示した。2028年開業を目指すが、用地の収用が難航している。
マルコス氏は式典で、トンネル掘削機2基が並ぶ工事現場を見下ろした後、稼働ボタンを押し掘削機を回転させた。
地下鉄はマニラ国際空港を含む17駅で、総延長約33キロ。1日当たり約52万人の利用を見込み、交通渋滞緩和に寄与すると期待される。