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共同通信
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【テヘラン共同】イランの最高指導者ハメネイ師は9日の会合で、反スカーフデモ参加者を「暴徒」と呼び「国を裏切った。間違いなくこれは反逆だ」と非難した。抗議デモを許さない姿勢を改めて鮮明にした。最高指導者事務所が発表した。
ハメネイ師は「暴動への米国や欧州の干渉は明らか。これを不問に付すことはできない」とも主張。米制裁で低迷する経済の問題は「ごみ箱に火を付けることでは解決されない」と述べ、デモ参加者を糾弾した。
イランでは昨年9月、髪を隠すスカーフのかぶり方が不適切として当局に拘束されたマフサ・アミニさん=当時(22)=が急死。これに抗議するデモが発生した。