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共同通信
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中南米と米国を歴訪中の林芳正外相は9日、ブラジルで同国のビエイラ外相と会談し、1日に発足したルラ政権との関係強化を確認した。共に国連安保理の非常任理事国として協力する考えで一致。林氏はルラ大統領とビエイラ氏を日本に招待したいと伝え、ビエイラ氏も「岸田首相をブラジルに招きたい」と述べた。
林氏は、首都ブラジリアで発生したボルソナロ前大統領支持者らによる連邦議会や大統領府襲撃を「暴力により民主主義を脅かすことは許されるべきではない」と非難。民主的に選ばれたルラ政権への支持を改めて表明した。
林氏はサッカー元ブラジル代表ペレさんの死去に触れ、哀悼の意を表した。