12月東京物価、4.0%上昇

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共同通信

 総務省が10日発表した2022年12月の東京都区部の消費者物価指数(中旬速報値、生鮮食品を除く、20年=100)は、前年同月比4.0%上昇の103.9だった。伸び率は1982年4月以来、40年8カ月ぶりの大きさ。22年平均の上昇率は2.2%で、消費税増税の影響を除くと、1992年以来、30年ぶりの水準となった。食料品などの値上げが続いており、指数を押し上げた。

 生鮮食品を除く指数の上昇は16カ月連続で、政府と日銀が目標とする2%を上回るのは7カ月連続。ロシア侵攻に伴う資源価格の高騰は落ち着きつつあるが、企業の価格見直しには時間差があり影響が長引いている。