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共同通信
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ロシアが侵攻を続けるウクライナの現役空軍パイロットが10日までに共同通信の取材に応じた。度重なる巡航ミサイルや無人機(ドローン)による攻撃から国民を守る任務の重圧や、死と隣り合わせの出撃について「乗り込む前は恐怖心で手が震える」と語った。
現役の戦闘機パイロットがインタビューに応じるのは異例。取材にはウクライナ空軍の広報担当者が同席した。
空軍のワレンチン中尉(45)は「ミグ29」戦闘機のパイロットとして、侵攻当初から任務に従事。妻や親戚が住む住宅地の上空で敵機を撃墜することもあり、常に「失敗すれば誰かが犠牲になる」との重圧がつきまとう。(キーウ共同)