ペット入院死、飼い主和解

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共同通信
ミニチュアダックスフントの雄「トリス」(飼い主提供)

 愛犬を入院させたのに適切な治療をせず放置し死なせたとして、名古屋市の飼い主夫婦が動物病院の経営会社を相手取り、慰謝料など約339万円の損害賠償を求めた訴訟は10日までに、名古屋地裁(佐野信裁判長)で和解が成立した。和解条項によると、病院側が死亡診断書を交付したことを確認、解決金150万円を支払う内容。昨年12月26日付。

 訴状によると、夫婦は2019年5月から、体調が悪かったミニチュアダックスフントの雄「トリス」を同市内の動物病院に通院させていた。

 せきがひどくなり、入院を勧められたため同7月3日に入院。だが翌日、死亡が確認された。死因は間質性肺炎。