住み込み女性を盗撮 浴室や寝室に隠しカメラ

 自宅に隠しカメラを設置し、住み込みで働いていた女性を隠し撮りしていた男が18日、マンハッタン区の連邦裁判所に起訴された。
 エリ・カドック被告(49)は、同区西82丁目7番地に所有するタウンハウスを宿泊施設として貸し出しており、交換留学生プログラムを通じてドイツから米国を訪れていた20代半ばのオルガ・クニナさんに部屋を提供し、業務を手伝わせていたという。
 カドック被告は、トイレや浴室、寝室に隠しカメラを設置し、クニナさんの下着姿や裸を録画していた。
 起訴状には、同ビルに住み、職員の監視役として勤務するマイケル・カドー(56)も隠し撮りに関与したとして名前が上がっているが、カドーは関与を否定しており、起訴はされていない。
 昨年、ウクライナからの移民の女性が、カドック被告とカドーにカメラで隠し撮りをされたとして2人を高位裁判所に訴えているが、その捜査の段階でクニナさんが映った映像が発見され、今回の提訴につながった。
 クニナさんは既にドイツに帰国しているが、損害賠償として100万ドル(約1.2億円)を求めている。