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共同通信
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【ソウル共同】韓国国防省は、北朝鮮による核兵器使用を想定した米韓合同の机上演習「拡大抑止手段運営演習」を2月に米国で行う方針を明らかにした。尹錫悦大統領への11日の業務報告で示した。米軍が保有する戦略兵器の朝鮮半島付近への展開を増やすことで「常時配備に準じる効果」を得ることも目指すとした。
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は昨年末の党の重要会議で、韓国攻撃用の戦術核兵器を大量生産する重要性を掲げた。報告を受けた尹氏は、北朝鮮の核ミサイル開発により米国も脅威に直面しており、核の運用を巡る米韓連携について「(両国の)利害が正確に一致する」と強調した。