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共同通信
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【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は12日、「法の支配」に基づく国際秩序の強化をテーマにした公開討論を開いた。今年から非常任理事国となり、今月の議長国を務める日本が主催。林芳正外相は演説で、ウクライナに侵攻したロシアに即時撤退を要求し、名指しを避けつつ中国の覇権主義的な行動を非難した。
安保理は、常任理事国のロシアや中国による拒否権行使で機能不全が指摘されている。
林氏は演説で、2022年3月の国際司法裁判所(ICJ)によるロシアへの侵攻停止命令が「直ちに実行されなければならない」と強調。「力や威圧によって国境を書き換えることは許さない」と訴えた。