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共同通信
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陸上自衛隊での性被害を実名で訴えた元自衛官の五ノ井里奈さん(23)が、幼少期から取り組んできた柔道の指導で新たな一歩を踏み出したことが13日までに分かった。昨年7月から横浜市の道場で、講師として小学生らを指導している。
五ノ井さんは中学、高校時代に全国大会に出場した経験がある。一連の出来事で昨年6月に自衛隊を退職。次の道を探っていた際に、道場の指導者募集に応募したという。「柔道があるから頑張れたし、救われた。自分が生きる姿を見せることで、誰かを勇気づけられれば」と話している。
防衛省は昨年、事実関係を認めて五ノ井さんに謝罪。関与した5人を懲戒免職とした。