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共同通信
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【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は12日、2022年の世界の平均気温は近代的な気象観測が始まった1880年以降で5番目に高かったとの分析結果を発表した。22年は19世紀終盤の平均を1.11度上回った。太平洋の低緯度海域の水温が低くなるラニーニャ現象が気温を0.11度押し下げており、これがなければ史上2番目だったとみている。
高緯度地域では温暖化の影響が特に大きく、北極では世界平均の4倍近い速さで進んでいるとの推定も紹介した。
温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」では、産業革命前からの気温上昇を2度未満、できれば1.5度に抑えるのが目標。