ブロードウェーミュージカルの割引チケットをもっと手軽に購入してもらおうと開発された当日券用のアプリ、「トゥデイ・ティックス（TodayTix）」が発表され、新たな客層の呼び込みにつながるか関心が高まっている。
最近人気を博している送迎サービス「ウーバー（Uber）」や宿泊先レンタルサービス「エアービーアンドビー（Airbnb）」の影響を受けたというこの新アプリは、７日間以内に上演されるミュージカルの売れ残りチケットを最大半額で販売している。最大の売りはこのアプリ専用のコンシェルジュが劇場のすぐ外でチケットの引き渡しを行うところだ。アプリの開発者であるブライアン・フェンティ氏は「他にも割引チケットを売るサイトはあるが、それらの多くは利用者に混乱を招く手順を必要としている」とし、「ややこしい割引チケットか高額な正規のチケットという、２択しかない現状を変えたかった」と話している。
１年半前は全ミュージカルチケットのわずか0.1％にしか満たなかったモバイルサイトでの売り上げは、このアプリの登場で３％にまで上昇した。ブロードウェーミュージカルを見に来る観客の平均年齢が44歳であるのに対し、アプリ利用者の平均年齢は32歳で、この新サービスが若い世代をミュージカルに呼び込むことができるか要注目だ。
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