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共同通信
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【ワシントン共同】ブリンケン米国務長官は17日、ベラルーシの民主化勢力の象徴的存在であるスベトラーナ・チハノフスカヤ氏らに対する公判が本人不在のまま同国で始まったことについて「ルカシェンコ政権による民主主義の抑圧だ」と非難する声明を発表した。対抗措置として、同国議員を含む25人に対しビザ(査証)発給を制限すると明らかにした。
ブリンケン氏は声明で「ルカシェンコ政権が平和的な活動家や異論を弾圧するのを座視しない」と強調した。国務省によると、2020年の大統領選を巡る抗議デモをルカシェンコ政権が弾圧して以降、計322人に対し、ビザ発給を制限している。