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共同通信
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日銀は18日の金融政策決定会合で、現行の大規模金融緩和策の修正を見送り、長期金利の上限を「0.5%程度」で据え置いた。金融市場では上限引き上げ観測が強まっていたが、黒田東彦総裁は会合後の記者会見で「さらに拡大する必要があるとは考えていない」と否定した。国債は大きく買われ、長期金利が一時0.360%まで急落。外国為替市場では1ドル=131円台まで円安ドル高が進む場面もあった。
前回12月の会合で長期金利の上限を「0.25%程度」から「0.5%程度」に引き上げたが、その後も10年物国債金利が他の年限よりも極端に低くなるといった市場のゆがみが残っている。