少女誘拐でアラート発動 ハーレムで無事救出

アンバーアラートは、1996年にテキサス州で少女が誘拐された事件を教訓に導入された(photo: Daily Sun)


 6月30日にイーストハーレムで3歳の少女が誘拐され午後3時にアンバーアラートが発令されたが、無事救出されたためその45分後に停止された。
 逮捕されたのは、パトリック・ジブリン容疑者(50)。ニューヨーク市警察(NYPD)によると、少女はハーレム北102丁目周辺でベビーカーに乗り父親と一緒にいたところを連れ去られたという。
 ジブリン容疑者はその後、ブルックリン橋で黒のSUVに乗車しているところを目撃されていた。少女が無事救出されたのは、北102丁目の1番と2番街の間。NYPDは、少女にはダウン症の可能性があり、自身の状況を把握できていたかは定かではないとしている。
 児童や未成年者が誘拐および行方不明になった際に発令されるアンバーアラート。テレビやラジオ、道路に設置された電光掲示板、Eメール、携帯電話へのテキストメッセージなどさまざまな公共メディアを通じて、事件解決のために広く情報を求める目的で米法務省が発令する緊急警報の一種。
 今年1月からは、フェイスブックもアンバーアラートに正式参加している。