イラク南部の競技場で群衆事故

Published by
共同通信

 【カイロ共同】イラク南部バスラのサッカー場周辺で19日、イラク代表の試合前に集まったサポーターが折り重なって倒れる群衆事故が起きた。中東の衛星テレビ、アルジャジーラは少なくとも4人が死亡、80人が負傷したと伝えた。死傷者は増える恐れがあるとしている。

 サッカー場では19日夜、ペルシャ湾岸などの8カ国が参加した「ガルフ杯」の決勝戦で、イラクとオマーンが対戦予定だった。試合のチケットを持っていない多数のサポーターが早朝から集まり、サッカー場に入ろうとしていたという。

 アルジャジーラは、負傷者は窒息などの症状を訴え、重体の人も含まれていると伝えた。